そうなんだよなぁ、入院していると《眠り》が乱れる。
た~だベッドに横になっていれば、昼間だって思わずウトウトってなるだろうし、抗がん剤の投与をする期間はいろんな苦しいところが出てくるから眠れる時に眠ろうってこともある。だから、それが過ぎると疲れがどっとくるんだよね。
そうなると昼間だって熟睡する。
すると夜が眠れないみたいで、暗い中でいろんなことを考えるんだと思うんだ。
できることなら、夜をしっかり眠れるように昼間のことを考えてあげるといいと思うよ。
なぜそう思うかっていうと、癌細胞が盛んに成長する時間帯が夜中らしいよ。
その時間に身体を眠らせて代謝も盛んにして癌細胞ができるそばから代謝で叩くようにしていくことが良いらしいよ。
そうであれば、元々人間も動物だから夜は寝るよね。
そのリズムが長い時間をかけて遺伝子ができてきているわけだから、病気になったからこそリズムを護ってやることが大事なんだろうなぁ、想像できるじゃない。
安静にするというのはリズムを護ってあげるってことも含まれんだと思うんだ。
夜はね面会できないじゃない。
想像してみてくださいよ。旦那でも奥さんでもね、夜中に天井を見つめながらいろいろなことが頭を渦巻いているわけですよ。
その情景を思うと胸が締め付けられるような気がしてくるのだよ。
だから、
看る家族はさ、昼間しかないんだから、それこそ全力でリズムを整えるようにしてあげたい。
それも自然にね。
そう思うんだ。
もちろん、たくさんできないことも出てくるだろうから、できるだけね。
がんばろうね。
ではまた