終末期のナース患者を最期の旅につれていく一つの方法・・・2ヶ月前

もう一つの癌病棟

あくまでも一つの方法です。無いところから必要とするものを引っ張り出すような、どうやったら達成できるのか? 考えに考えて考えまくって実行に移した旅行計画です。 おそらく書き忘れていたり見落としていたりの部分も多々あると思いますので追記していきますね。

末期癌で行く家族旅行・計画の立て方《1》

1.普通じゃない家族旅行に出発

末期癌(がん)の時期に旅行に連れて行きたいご家族へ。

癌(がん)治療中の家族を旅行に連れ行くのは大変に危険なことでもあり、できることであるならばオススメはできません。
しかし、看護(看病)する人の気持ち、患者本人の意思を尊重してあげたい、、、それは看護(看病)するご家族の考え次第で決まることです。

あなたが「ダメ」と言われれば患者はどうしようもないのです。一人では行けないのです。それを超えてまでの強い意思を発するのであれば尊重してあげるべきかな?って思います。

今を大事にして、いつか必ず治るんだからと信じるあなたと患者がどう決心しているのか?の意思確認が重要だと思います。その迷いの迷路に入ったあなたの参考になればと思います。

2.主治医から旅行許可をもらう

実は医師(先生)は妻が旅行に行くことは反対していました。

「体力が持たないよ!」が理由です。患者の命に責任を持つ医師(先生)としては当然の判断でしょう。

夫として私も賛成はできません。

妻は涙で訴えます。

「でも行きたい」

「おまえ、この旅行に何を賭けるのか分かっているよな?」

「分かってる」

命の終わりを充分覚悟しての答えだということは心に伝わる。

しかし、妻が生きた時間を少しでも長く一緒にいたい夫としては簡単には決断できませんでした。ここまで来ると、医師(先生)の判断よりも家族、夫婦としてどう考えるのか?というようほうを優先してしていたように思います。

結局その決断は旅行前日までできませんでした。すぐには決められない、もしかしたらギリギリまでできないかも?


その時に医師(先生)の許可を得る時間はないかも知れない。だから、僕は医師(先生)への手紙を用意したんですよ。旅行の日程、行程、今回の旅行で自分が用意できるだけの準備、対処方法。などを事細かに書いて用意しました。

いざ、決断した時にすぐに医師(先生)に見せて許可をもらえるように。

妻も診察の度にお願いしていたようです。

本当は先生は許可を出したくはなかったでしょう。

もし、何かあったら・・・って考えるのが人情。

だけど、やっと決断できたのが出発前日、自宅への一時外泊までは許可してもらえる体調ではあったから、手紙を医師(先生)に届けました。

直接、話すことができれば良かったんですが、僕自身、出発だ!という興奮と旅行の準備に追われてじっくり話すことは出来ないだろうとの予測と「先生は忙しいから時間をなかなか取れないだろう」という予測も立っていたので書いておいた手紙がやはり良かったです。

案の定、先生は不在でナースに手紙を託しました。

3.末期の家族旅行:計画骨子

東京への応援旅行まで35日、旅行への出発が出来るか否かの可能性を探りながら旅行計画を始める。

通常の楽しいだけの旅行ではなく本人と家族にとって心も身体もかなりの消耗が予想される旅。

せめて本人の心は安らぎつつ、且つ楽しかった!との思いを残すことのできる旅にしてあげたい。

身体の消耗は可能なかぎり防ぐ対策を! 最重要事項

1.妻は重病であり通常の旅行日程には耐えられないということ。

・健康人にはたかだか3泊4日の旅、妻にとっては命を削る旅である。

・現地への移動方法、現地での短距離移動、宿泊先、施設内の移動などあらゆる注意が必要。

2. 旅行の携帯品の厳選

・携帯品は厳選、且つ最小限にとどめる。

・連れて行く妻もひとつの大きな荷物と考えるべき。

3. 現地での病状急変に備える。

・妻の病状は末期であることを再認識して、現地での対処を考える。

・現地での医療体制の確認。

4. 補助者の選定

・はっきり言えば荷物持ち、その他の補助者を決めて念入りに打ち合わせしておく。

僕は以上のようなおおざっぱではあるけれどもこんな計画で始めたんだ。

この計画に沿って内容の肉付けをし計画を練り上げていきました。

妻をひとつの荷物と考える・・・

不適切な表現かもしれませんが、『少しは自分で歩いてくれる荷物』と考えました。

どこで体力を使いきってしまうか?なんて予想できないんですから。

妻にとって命を削る旅、だけどもしかしたら、『娘の応援に絶対行く!』という願いが気力奮い立たせ、癌(がん)の進行を少しでも食い止めることができるのでは?というありえないかもしれない『奇跡』を願いつつ、計画をつめていく、そんな2月でした。

末期癌で行く家族旅行・計画の立て方《2》:小さな旅

小さな旅を計画する。

たまには機会を見て行くのもいいんじゃないですか?

こころの安らぎに良いかも・・・

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妻が入院して数ヵ月後、僕は温泉の予約をとった。

この地域では最高の温泉宿だ。

もちろん、身体にも良いということだ。

一緒に泊まるのは僕ではない。

妻の姉だ。

親を早くに亡くした妻にとって、姉はまた特別の存在のはず。

数ヶ月の闘病生活のあいだにガリガリに痩せてしまった妻に

がんばったご褒美をあげたい。

少しでも気持ちの、心の癒しができたらと思ったのだ。

きっと色んな話をしたようだ。

良かったね。

話が出来て。

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病院や自宅にしても、中々落ち着くこともゆっくりと話

もできないときもありますよね。

まして、遠く離れていたら。

そんな時にはこんなアイディアは如何ですか?

旅に行きたい、とごねる君をだましたくはない。

でも、無理だよ。

今の君の体力じゃ持たないって先生が言っていたよ。

僕だって君には、どんなかたちでも良いから、できるだけ長く側にいて欲しいのだから。

でも、君の意思は強いよね。

止められるかなぁ?

最近、旅の話を書いている。

ずっと、旅の半分で公開を中断していたノンフィクションのストーリーだ。

いつか書きたいと思っていたものだけれど、やっと最後まで書けそうだ。

僕にとって、あの旅行は一生忘れられないこと。

つらく、苦労した旅ではあるけれど、最後の家族旅行で経験したあの時間。

夫婦となり十数年後に二度目の新婚旅行に行ったような気もする。

最初の新婚旅行は、妻が全ての手配をした。

二度目は全て僕がやった。

そして旅行が終わろうとしているときの見ることができた奇跡。

すごく、小さい奇跡だったけれど、僕たちにとっては最高の贈り物だった。

約3ヵ月後、妻は逝った。

満足だったろうとは言えない。

思い残すことはないだろう?

そうは言えない。

まだまだ、やりたいこと、みたいことがあったであろう。

でも、妻、幸子は逝った。

妻の目標は、いつか生まれてくる孫たちを、その親が困るほど、思いっきり

甘やかしてやろうという、他愛もないけれど、自分の孫とこの世で出会うこと

を疑いもせず、それを楽しみに歳を重ねていくことだった。

だから、決して満足ではないだろうけど、少なくとも最後に強く願ったことを

達成して逝った。

だから、良いかなぁなんて思うことにもしている。

そんな思いもあったりするので、この旅の話は是非、完成させたい。そう思っている。

おそらく完成といっても、きっと、あっちこっちと校正し、書き加えたりして、完成することは

ないのかもしれないけど。

一旦は、最後まで書ききっておきたい。

最近、旅の記事が多くなっていますね。

入院治療中の家族を旅行に連れて行く。

そんなガイド的なレポートを書こうかと思って、整理しているもんですから多くなりますね。

必死だったんですが、あとで想い出に残るような旅にしたいものです。

多くの人にも助けられたことが思い起こされます。

思いもかけない出来事が、旅の記憶になったりするもんですが、この旅だけは

順調に行かしたいものです。

普通は、旅先の失敗というのは、あとで笑い話にもできますが、この旅は難しいですよね。 それこそ失敗が許されない旅。

その計画を立て、実行するあなたにはとても大変ですが頑張ってくださいね。

治療中の家族を旅行に連れ行くときに必要なこと。

まずは主治医に相談すること。

今現在の症状、体調を良く聞いて、旅行に連れて行っても良いものか必ず聞くこと。

医師の判断ではもう余命がいくばくもない状態で連れて行くときは、もちろん命がけと言う事の覚悟をして下さい。

妻も家族もその覚悟を持って行きました。

どうしても行きたい妻は、私が居ないときに主治医の先生に許可を求めていたことでしょう。

主治医は「ご主人が良いと言ったらいいよ」くらいのことを話していたはずです。

そのことは確認しないままでしたが・・・

前日まで決断しかねていた私は私で、主治医の先生に手紙を用意していました。

最終的な責任は私が取る、宿泊先でも医療的なサポートを受けられるよう手配もしてある。旨の手紙です。

この患者の希望と家族の準備が主治医の先生から許可を得、さらに旅行中の点滴の準備もその日のうちに手配して頂くことができた背景にあると思います。

ですから、何はともあれ、主治医に相談すべきことです。

家族の命が掛かっているのですから、押さえるところはきっちりと押さえて行きましょう。

そして、この旅行は健康な時の旅行ではないのですから、計画も準備も細心の注意をしながら進めて入ってください。

その参考になればと思いますのでここに書いておきます。

末期癌で行く家族旅行・計画の立て方《3》

同行者を頼む

管理人の場合、妻と私の2人だけでは難しいと考えました。

例えば、体力の弱っている妻が途中でフラッと倒れたら・・・

その時、私が荷物を全部持っていたら・・・

どうなったことでしょう。

そんな時のことも考えておきましょう。

はっきり言えば、患者家族はもちろんのこと看護(看病)するあなたももできるだけ荷物は持たないようにしましょう。

いざと言う時にすぐ出せる荷物だけを入れたショルダーバッグを背負い、いつも両手が使えるようにしておきましょう。

そして荷物を持ってくれる同行者を加えましょう。

同行者は気を使わないように家族とか姉妹が良いでしょう。 管理人の場合は中学生の娘でした。

中学生にはあの荷物はきついかなと考えて、交代で持ちながらの旅でした。

連れて行く立場の家族としては同行者が一緒に居てくれるだけでも安心度が違いますから、是非どなかたに同行を頼んでください。

旅行グッズの検討

治療中の家族を旅行に連れて行くときには、その家族の荷物が多くなります。

健康な看護(看病)するあなたのものは旅先でいくらでも整えられます。

連れ行く家族の荷物には、管理人の場合のように、“点滴セット”を数日分、病院から持たされることもあるでしょう。

家族が体調を崩した時に、嘔吐したときの準備、多目の着替えやタオルなどを持っていく必要があります。

その準備をしようとするときに、考えることは、最近の家族のベッド周りに何があるかをまず考えましょう。

例えば嘔吐袋、最近好んで飲んでいる飲料は何か?ちょっとした食べ物は何を好んでいるか?

薬はどうやって服用しているのか?

その時に飲み下すための水は?

そして今までパジャマしか来ていなかったけど、外へ連れ出すのだから外出着は?

それらのものをリストアップしてください。

1度、全部目の前に用意してみましょう。

そうするとどのくらいの旅行カバン、トランクが必要なのか見えてきます。

さらには、そのカバンの中には必ず余裕のスペースを作っておきましょう。

寸前になって、点滴も持って行け!って病院から言われても大丈夫なように。

管理人の場合は困りました。

その点滴はなんと4日分ありましたので、水物だから破れて漏れたりしないように保護したり、スペースを取るので準備のやり直しを前日にしましたから。

その症状によっては、血糖値を測る器械なども必要かもしれません。

すぐ、必要になるもの、ホテルに着くまで必要のないもの、ホテルにあらかじめ送っておいて、着いたときにあれば良いもの。

などに分類して荷造りしておきましょう。

ホテルに送る荷物がある場合は着いたときに必ず部屋に届いているよう運搬日数なども確認の上、早めに手配してください。

治療中の旅行は車?電車?

交通手段・・・

すごく重要です。

■飛行機

飛行機を使って早く行けるほうが良いのか?

だけど、飛行機の離着陸時の圧迫感、衝撃ってけっこうストレスになりますよね。

もちろん、気圧の差も怖い

■自家用車

患者としては気持ちの上で一番楽かなって考えますよね。

家族や気心の知れた同行者だけの空間。

家族のして欲しいことも全部して上げられるし、いつでも止まって上げられる。

しかし、旅の目的地が遠い時は、長時間の乗車と道の状況では揺れもありますから・・・。

■電車

確かに一番快適かもしれませんね。

ある程度のスピードが確保できて、日本の鉄道は世界一でしょうから、揺れも少ない。

しかし、周りには人の目がたくさんある。

飛行機は離陸してしまえば、みんな一方方向を向いていますから人の目は気にならないけれど、電車は通路を色んなひとが歩きます。

病状によってはあまり人にみられたくない症状の時がありますから。

で管理人の場合は、飛行機にしました。

妻が早く行きたいから・・・が理由でした。

体力的にも長時間の移動には・・・

自分の分は極力抑えること

治療中の家族を旅行に連れて行くときには、その家族の荷物が多くなります。

健康な看護(看病)するあなたのものは旅先でいくらでも整えられます。

連れ行く家族の荷物には、管理人の場合のように、“点滴セット”を数日分、病院から持たされることもあるでしょう。

家族が体調を崩した時に、嘔吐したときの準備、多目の着替えやタオルなどを持っていく必要があります。

その準備をしようとするときに、考えることは、最近の家族のベッド周りに何があるかをまず考えましょう。

例えば嘔吐袋、最近好んで飲んでいる飲料は何か?ちょっとした食べ物は何を好んでいるか?

薬はどうやって服用しているのか?

その時に飲み下すための水は?

そして今までパジャマしか来ていなかったけど、外へ連れ出すのだから外出着は?

それらのものをリストアップしてください。

1度、全部目の前に用意してみましょう。

そうするとどのくらいの旅行カバン、トランクが必要なのか見えてきます。

さらには、そのカバンの中には必ず余裕のスペースを作っておきましょう。

寸前になって、点滴も持って行け!って病院から言われても大丈夫なように。

管理人の場合は困りました。

その点滴はなんと4日分ありましたので、水物だから破れて漏れたりしないように保護したり、スペースを取るので準備のやり直しを前日にしましたから。

その症状によっては、血糖値を測る器械なども必要かもしれません。

すぐ、必要になるもの、ホテルに着くまで必要のないもの、ホテルにあらかじめ送っておいて、着いたときにあれば良いもの。

などに分類して荷造りしておきましょう。

ホテルに送る荷物がある場合は着いたときに必ず部屋に届いているよう運搬日数なども確認の上、早めに手配してください。

旅行の荷物と点滴と。

旅行は大荷物+点滴

癌(がん)患者との家族と旅行に行くときは通常の荷物では足りなかったりします。

私たちの場合は、点滴も持っていくことになりました。

本当は2泊でいけるところを余裕をもって3泊4日の旅にしたので、荷物も多くなりました。

そこに持ってきて医師(先生)から点滴も持って行くように指示されました。

4日分・・・

ここの読者は見たことがあるかと思うのですが、病院のベッド脇で点滴をするときには、抗がん剤の薬だったり、通常の栄養剤の点滴だったりしますが、そのうちの栄養剤だと大きいんですよね。

A4の大きさくらいのビニール製の袋状になってるやつです。

それを4日分で4個持たされました。

4日分の点滴とその他の装着器具をいれると大きめの旅行カバンがひとつつぶれました。

点滴なので宅急便で送るわけにも行かず・・・

旅行にもって行くバッグは肩にしょえるもの、またはキャスターつきの引っ張ってあるけるものが良いですよ。

海外旅行に持って行くような大きいのではなくて、ちょっと小ぶりのものもありますから。


まずはここまで・・・

こんごの追記予定「なぜこの旅行を強行したのか?」
最期の旅行実践編

ここは、大切なことは眉に唾を付けてから読むこと!

そして他者の責任にしないこと。
でもですよ、今では少しありうるのかもしれないと思うようになりまして、ならば知るチャンスを失うべきではない!!
知ることさえも最初から否定してしまっては、あとで後悔することになるかもしれない。 そして筆者はあくまでも決めるのは患者本人だと強く確信しています。そう考えるので載せます。

 

 

 

 

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